
非常食の価格はどのくらい?相場感をつかもう
非常食をそろえようと思ったとき、まず気になるのが「どれくらいお金がかかるのか」という点ではないでしょうか。いざネットショップやホームセンターを見てみると、1食分の非常食から大きなセット商品まで価格帯がバラバラで、「何を基準に選べばいいのかわからない」と感じる方も多いはずです。
非常食の価格は、内容量や種類、保存期間の長さ、ブランドなどによって変わりますが、だいたいの相場を知っておくと予算を立てやすくなります。また、家族構成やライフスタイルによっても必要な量や組み合わせは異なるため、「自分たちにとってちょうどいい備え方」を考えることが大切です。ここでは、「非常食 価格」というキーワードをもとに、一般的な目安や考え方をわかりやすく紹介していきます。
非常食1食あたりの価格の目安
非常食の価格をイメージしやすくするには、まず「1食あたり」の相場を押さえておくと便利です。一般的な目安としては、次のような感覚で考えるとわかりやすいです。
・アルファ米やレトルトご飯:1食あたりおおよそ300〜600円前後
・レトルトカレーや丼の具などのおかず:1袋あたりおおよそ200〜400円前後
・スープや味噌汁、インスタント麺など:1食あたり100〜300円前後
・ビスケットや栄養補助食品、バータイプ:1本あたり100〜300円前後
もちろん、長期保存ができるプレミアムタイプや、アレルギー対応・グルテンフリーなどの特別な商品は少し価格が高くなる傾向があります。その一方で、スーパーで売られているレトルト食品や缶詰を組み合わせれば、非常食として使えるうえに比較的リーズナブルにそろえることもできます。「非常食専用品」と「普段使いもできる食品」をバランスよく選ぶことが、無理のない価格で備えるコツです。
非常食セットと単品購入の価格の違い
非常食には、1品ずつ好きなものを選んで買う方法と、あらかじめ3日分や5日分がまとまったセット商品を購入する方法があります。セット商品は一度の出費が大きく感じられますが、1食あたりで計算すると割安になるケースも少なくありません。
たとえば、「1人3日分セット」の非常食の場合、1セットあたり4,000〜8,000円程度の商品が多く、1食あたりに直すと300〜600円前後になるイメージです。単品でバラバラにそろえると、どうしても好みのものばかり集めてしまい、結果的に1食あたりの価格が高くなることもあります。
一方で、単品購入のメリットは「家族の好き嫌いやアレルギーに合わせやすい」「ローリングストックに組み込みやすい」といった点です。価格だけでなく、使いやすさや管理のしやすさも含めて、セットと単品を上手に組み合わせるとよいでしょう。
予算を決めてかしこく非常食をそろえるコツ
非常食の価格を考えるときは、「いくらかかるか」だけでなく、「どれくらい備えるべきか」を一緒に考えることが重要です。目安となる量が決まれば、自然と必要な予算も見えてきます。ここからは、家族構成をふまえた簡単なシミュレーションと、価格以外のチェックポイントについて整理していきます。
家族構成に合わせた予算シミュレーション
非常食は「1人あたり最低3日分」を基準に考えることが多く、余裕をもって1週間分まで備えるご家庭もあります。ここでは、1食あたり約400〜600円と仮定して、大まかな予算感をイメージしてみましょう。
・1人暮らしで3日分(1日3食)の場合
3日×3食=9食分
1食500円とすると、約4,500円が目安
・夫婦2人で3日分の場合
9食×2人=18食分
1食500円とすると、約9,000円が目安
・大人2人+子ども2人の4人家族で3日分の場合
9食×4人=36食分
1食500円とすると、約18,000円が目安
あくまで目安ですが、このように「人数×日数×1食あたりの単価」でざっくりと計算すると、必要な予算が見えてきます。実際には、子どもは量が少なくて済むこともあり、パンやお菓子類など低価格の食品も組み合わせれば、もう少しコストを抑えることもできます。
価格だけで選ばないためのチェックポイント
非常食を選ぶ際、「できるだけ安くそろえたい」という気持ちは自然なことですが、価格だけで決めてしまうと、いざというときに困ってしまうことがあります。次のポイントも合わせてチェックしておくと安心です。
・調理の手間:お湯が必要か、水でも作れるか、そのまま食べられるか
・味や好み:普段の食事に近い味か、子どもや高齢の家族でも食べやすいか
・保存期間:何年保存できるか、買い替えの頻度はどれくらいになりそうか
・アレルギー表示:家族に合わない原材料が入っていないか
・ボリュームと栄養バランス:主食・主菜・副菜をバランスよく備えられているか
少し価格が高くても、「水だけで調理できる」「ゴミが少ないパッケージ」といった使い勝手のよさを持つ非常食は、災害時のストレスを減らしてくれます。逆に、あまりに安価な商品を大量購入すると、味が好みに合わず結局食べずに残ってしまうこともあります。価格と使いやすさのバランスを取りながら選ぶことが、結果的にムダの少ない備えにつながります。
最後に、非常食は一度買ったら終わりではなく、普段の食事に少しずつ取り入れては補充していく「ローリングストック」の考え方を取り入れると、出費を分散しながらムリなく備えることができます。年に一度まとめて買い替えるのではなく、月に数百円〜数千円の範囲で計画的に追加していけば、家計への負担も軽く、非常時にも安心できるストックを保ちやすくなります。
